ウィキマニア2005:第1回ウィキメディア国際カンファレンスドイツのフランクフルト・アム・マインで2005年8月4日から8日まで開催されます。ウィキメディアはウィキペディア、ウィクショナリー、ウィキソース、ウィキブックス、ウィキニュース、ウィキクォート、ウィキスピーシーズ、およびコモンズを運営している非営利組織です。現在、ウィキマニア実行委員会では、ウィキメディア・コミュニティ内外からの発表、ワークショップ、およびディスカッション・グループの申し込みを受け付けています。また、パネル講演者や基調講演者の推薦、他の活動の提案も受け付けています。申し込みの受付は、すべて、cfp@wikimedia.orgに電子メールでお寄せください。

日程

4/15 - パネル講演者、ワークショップ、および個別指導の申し込みの締め切り。
5/10 - パネル、論文、ポスター、および発表のための要約書の締め切り[通知: 5/25 までに行います]。
5/30 - 研究発表要旨の受け付け締め切り。
6/15 - 研究発表とポスターの最終稿の受け付け締め切り予定(印刷および翻訳のためにこの日までにご提出下さい)。
7/10 - 講演用スライドの最終稿を予定 (同上)。
8/4-8/8 - ウィキマニア当日

申し込み

ウィキメディア・コミュニティの内外の皆様に、パネル・ディスカッションの提案や、発表、ワークショップ、個別指導の申し込み、および、発表したい報告の要約やポスターの提出をお願いしています。カンファレンスの研究発表で発表したい完全な論文や発表も大歓迎です。第一に想定される聴衆は、世界中から来るウィキメディア・プロジェクトで活動する利用者であることでしょう。

トピックス

独自の研究でも、そうでなくても構いません。恐れずに申し込んで下さい!ウィキマニアは、学術的カンファレンスと社交行事の両方である事を目指します。ウィキメディアで扱う話題としては、以下のものを想定しています。

  • ウィキ・リサーチ: ウィキ、特にウィキメディア・ウィキは、どのように動作するのか。どんなプロセスに重点があるのか、または、ないのか。どんな種類の人々や社会階層がウィキによく向いているのか。存在するプロジェクト・グループにウィキを紹介することが、グループの力学をいかに変えるか。
  • ウィキ社会学: 何がウィキメディアンを動機づけ、何が彼らを去らせるか。ウィキメディアンとは誰なのか、どこからやって来るのか。
  • ウィキ批評: 批判的な立場でも構いません。なぜウィキペディアは百科事典に成り得ないのか、何故ウィキニュースは新聞の代わりにならないのか、なぜ素人に編集を許すべきでないのか、など。.
  • ウィキ・テクノロジーの理念: 考えられうる、また実際に存在する問題を解決するために、どんなことができるか。たとえば、査読など。また、どのようにして、より良い意義や、またより迅速なユーザーの反響を提供することができるか。
  • ウィキ・ソフトウェアの理念: どんな最先端のウィキ・テクノロジーが世の中にはあるのか。ウィキは会社、政治、法律、その他の環境にどのようによりよく設計されうるのか。
  • ウィキ・コミュニティの理念: 大小の摩擦をどのように処理できるか。どのようにしてコミュニティをより親密なものにでき、目的への共通の信頼を構築できるか。
  • ウィキ・プロジェクトの理念: ウィキメディア・プロジェクトには、他の言語やプロジェクトが知らない、どんな成功しているプロジェクトがあるか。どんな新プロジェクトをスタートさせても良いか。
  • ウィキ・コンテンツの理念: インターネット接続のない地域にどのように配布されうるか。他にどんなコンテンツ作者がウィキメディア・プロジェクトと協力できるか。
  • マルチメディア: どのようにして写真家やアーティストの参加を得るか。存在するどのメディア・コミュニティをうまく活用するべきか。
  • フリーな知識: フリーな学術雑誌の世界からわれわれはどれほど遠いか。フリー・ライセンスの下でより多くの存在する知識を得るために何がなされうるか。いかにして、われわれは、この知識を保存・配布するのを助け、それへの全世界的なアクセスを提供することができるか。
  • 共同執筆について: ウィキの世界の外(Everything2, H2G2 など)での共同執筆の状況はどうか。ウィキ・プロジェクトはプロジェクトに関わる人々の書く能力を向上させるか。
  • 多言語使用: どのようにして言語間にある微妙な文化のギャップの橋渡しをできるか。国際的集団が言葉の多様性をうまく処理できるにはどのようにすればいいのか。どんな言語学的用途がウィキメディアの多言語コーパスにあるか。

公用語

カンファレンスの公用語には、英語、ドイツ語、フランス語が含まれます。要約書と論文は存在するどんんな言語で申し込んでも構いません。理想を言えば、これら3つの公用語の内、一つの言語への翻訳を付けることが望まれます。

申し込みの種類

以下に挙げるどのような種類の発表でも構いません。

  • 論文・発表 (表題についての30分の発表と議論)
  • ショート・プレゼンテーション (ある主題についての発表、持ち時間最大で10分)
  • ポスター (行跡に関係のある作品の展示)
  • ワークショップ (より聴衆が参加しる発表)
  • 個別指導 (参加者に何かを教えることを目的とする)

申し込み詳細

各申し込みには、以下のものが含まれなければなりません。

  • 要約書 (300語/1ページのアウトライン)
  • 申し込みの種類 (ポスター、ショート・プレゼンテーション、ワークショップ、講演、その他)
  • 申し込みの言語
  • 主要発表者 (リンクやウィキでのユーザー名を含めてください)
  • 対象とする聴衆 (予備知識は必要か? など)
  • ライセンス (GFDL, CC-by, パブリック・ドメイン, 通常の著作権、等)
  • どの日に発表者がカンファレンスに出席できるか。 (ネットワーク・ビジネス: カンファレンスに直接来られない場合でも作品を提出する事ができます。)

- ポスターの提出では、ポスターの内容の草稿(テキストだけで構いません)も提出しなければなりません。

- 完全な論文と講演にもまた、論文や発表につかうスライドの草稿が含まれなければなりません。